本ブログは、筆者であるなかの実経験に基づく内容であり、「もしタイムスリップしてせどりを始めるときの自分にアドバイスするとしたら」をコンセプトに基礎・手法・始め方などを記事にまとめた「初心者向けのせどりロードマップ」です。
■「せどり」って最近よく耳にするけどなんなの?
■「せどり」に興味あるけどほんとうに稼げるの?
■「せどり」をやってみたいんだけど何から始めたらいいの?
こんな方々に向けて作成をしております。
このようなコンテンツはネット上に様々あるかと思いますが、コンセプトに共感いただき、本ブログを教科書のように扱っていただけたら幸いです。
店舗仕入れ×Amazon販売の大まかな一連の流れ
Amazonセラーアカウントを開設したらいよいよ仕入れです!
Step①店舗でリサーチ
こちらはスマホとリサーチツールを使って、ひたすらバーコードを読み取ります。
僕は、スマホはiPhone12、リサーチツールは「アマサーチ」を使ってリサーチをしています。
アマサーチは、Amazon大口出品登録(月額利用料税込5,390円)をしていると、iPhone・アンドロイド共に無料で使えるリサーチツール(アプリ)です。圧倒的な読み取り速度、販売ページへのジャンプ、仕入管理機能、売れ行き確認ツールKeepaとの連携などなどアマコードとは比べ物にならないくらい有能です。(僕が始めた頃は、アマサーチがリリースされておらず、無料で使えるアマコードを使っていました。)
※Amazon大口登録の月額利用料にハードルを感じるかもしれませんが、ここは思い切った選択をしたほうが良いと思います。
僕も初月からAmazon大口登録をしました!
アマサーチを介してカメラでバーコードを読むと、「Amazonで取り扱いがある商品かどうか」「Amazonでの売値はいくらか」「手数料と送料を引くといくら手残りが出るか」これらが瞬時に分かります。この手残り額よりも仕入れ値が安ければその分が粗利となるので、利益が出る商品ということになります。
少し切り取ってみてみます。
このように、ほとんどすべての情報が詰まっていて、超有能なツールです!
小口登録の場合、リサーチツールは無料の「アマコード」またはこの後オススメする商品管理ツールでリサーチもできる「プライスター」を用いることになります。
アマコードは、無料で使えますが、読み取り速度が遅く、以降の②③④⑤のステップでも連携がないため一つ一つ作業が必要で大変です。
はじめのうちは、どれだけ数をこなせるかが重要です。ここは必要経費だと割り切って大口登録をすることを勧めます。
Step②出品ができるか確認
①で利益が出たとしても、Amazonではセラーのアカウントパワーなどによって出品できない商品があります。これを出品規制と言います。
出品規制は、メーカーごとで規制されていたり、商品のカテゴリによって規制されていたします。僕が始めた当初は一度出品ページから操作をする手間があったのですが、①で紹介したアマサーチを使うことで、リサーチとほぼ同時に確認を取ることができます!
このようにバーコードを読み取った時の情報に「出品不可」の表示がされます。
解除をする際も、このままアプリ画面上から操作が可能なので、スムーズに行えます。
出品規制に関しては、ワンクリック申請で解除できるものと請求書の提出が必要なものがあります。時期やタイミングによってワンクリック解除できたりできなかったり、再度規制がかかったりするので、確認を怠らないようにしましょう。
また、比較的ワンクリック申請で解除できるメーカーは多いので、請求書の提出が必要な商品は後々で良いと思います。
Step③売れているか確認
①で利益が出る商品が見つかり、②で出品できることが確認できたとしても、「本当にその値段で売れるか」がまだ分かりません。これを確認するツールがAmazonの売れ行き推移が確認できる「Keepa」というツールです。
Keepaは、月額19ユーロ(月額約2,700円)/年額189ユーロ(月額約2,200円)で使える売れ行き確認ツールです。こちらもせどりをやっていく上では必須ツールです。
売れ行きのみならず、出品者数の増減やいくつ在庫を持っているかなど、Amazonで販売をしていく際に見るべき指標のほぼ全てが確認できます。
僕は、思い切って初月から年払いで契約しました。
例えば、こちらはPanasonicの炊飯器の波形です。
見るべきポイントは大きく3つで、赤枠で囲んである「売れ筋ランキング」「Buy Box」「新品アイテム数」の3つです。
【売れ筋ランキング】Amazonでは売れた商品はランキングが上がり、上位表示されやすくなってより売れやすくなる仕組みになっています。緑のギザギザ波形はランキングの推移を表していて、グラフの上がランキング低く(悪く)、下がランキングが高い(良い)見方をします。つまり、このギザギザが下にストンと落ちている=売れてたという見方をします。仕入れの際には、どれだけバキバキしているかを見るようにします。
【Buy box】これはカートを取得している価格の推移を表しています。カート取得は「最安値であること」や「即日配送が可能なこと」などさまざまな条件を加味して販売元が随時入れ替わっています。一つの販売元が1,000円の値下げをしたら、しばらくするとその販売元がカートを取得し、その販売元から商品が売れると、次の最安値の販売元がカートを取得するようになります。仕入れの際には、価格が安定しているかどうかを見るようにします。
【新品アイテム数】これは出品者数の推移を表しています。ただしそれぞれ幾つの在庫を持っているかはこの画面では分からず、詳細データを確認する必要がありますが、この画面上で出品者の増減が確認できれば、売れていると判断できます。仕入れの際には、売れ筋ランキングとの連動性をみてみると根拠が強く持てます。
Step④仕入れ
①〜③の行程で利益が出て、出品もできて、売れていることも分かればいざ仕入れです!ここまでの行程を踏む(ツールが充実している)からこそ、失敗しにくい・負けにくい「せどり」ができる訳です。もっと言えば、Keepaの波形をしっかり読むことができれば、特別なスキルがなくてもしっかりと稼いでいけるのです!
話を戻して、仕入れではクレジットカードを使いましょう!これは必須です。理由は簡単でキャッシュフローを良くするためです。せどりでは、先に仕入れが発生するため利益が出ていても現金が尽きたら、いわゆる黒字倒産をしてしまいます。それを避けるためにも仕入れ余力を把握することはもちろん、支払いはクレジットカードを使いましょう!
- 「月末締め翌月末払いカード(月の前半仕入れ)」と「15日締め翌10日払いカード(月の後半仕入れ)」のようなカードを使い分けましょう!理由はなるべく支払日までの猶予を持つためです。
- 仕入れのみで使うクレカにしましょう!理由は確定申告をするときの仕訳が楽だからです。
- クレカ枠は多めに持っておきましょう!クレカは支払いが完了しないと枠が復活しません。
後々の管理のしやすさのためにも追加でクレカを申請する必要があるかもしれません。基本的には、支出が増えなければいいので、還元率が低くても月額無料で使えるカードを登録しましょう!
僕は、1枚のクレカで始めた結果、キャッシュアウト寸前になり、クレカ枠が無くなって仕入れができなくなったり、確定申告の仕訳が大変だったり、散々な思いをしました。今は仕入クレカ8枚、旅費交通費クレカ1枚、運営経費クレカ1枚、会議費交際費クレカ1枚を使い分けています。
Step⑤まとめて梱包してFBA納品
仕入れた商品はまとめてAmazonの倉庫に送ることができます。つまり自宅に在庫を抱える必要がありません。倉庫に送った商品は、注文が入るとAmazon倉庫の作業員が梱包から発送まで行ってくれます。寝ている間、仕事している間、遊んでいる間もこの作業を代行してやってくれます。これがFBA(フルフィルメント by Amazon)です。自動販売機のようなものですね!
また、Amazonの出品者用のアカウントには、大口登録と小口登録の2種類があります。
どちらの登録でもFBAを利用することができますが、リサーチツールのアマサーチの活用やカート取得を考慮すると、月49点以上販売できなかったとしても大口登録で受けられる恩恵は大きいです。
また、納品時には〇〇という商品を〇〇個納品します。という納品プランを作成する必要があります。僕はプライスターという商品管理ツールを使ってこの作業を行っています。
Step⑥価格改定と赤字ストッパー見直し
FBAに納品したらあとは売れるのを待つだけです。とは言ってもうまく売れないものがあります。
そういった商品は、プライスターより価格追従設定の見直しや赤字ストッパーの引き下げを行います。
まとめ
あとはひたすら仕入れて販売していくだけです!しっかり仕入判断をして、たくさん仕入れて、稼ぎを伸ばしていきましょう!
()内は、それぞれの工程で僕が使っている内容です。
- Step①店舗でリサーチ(Amazon大口、アマサーチ)
- Step②出品ができるか確認(アマサーチ)
- Step③売れているか確認(アマサーチ、Keepa)
- Step④仕入れ(クレカ、PayPay後払い)
- Step⑤まとめて梱包してFBA納品(アマサーチ、プライスター)
- Step⑥価格改定と赤字ストッパー見直し(プライスター)
また、冒頭にもありますが、本ブログのコンセプトである「もしタイムスリップしてせどりを始めるときの自分にアドバイスするとしたら」についても、「この辺りの準備をとりあえず進めて!」とアドバイスします。
コメント