【せどり概要】〜せどりを始める前に押さえておきたい基礎〜

せどり基礎
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本ブログは、筆者であるなかの実経験に基づく内容であり、「もしタイムスリップしてせどりを始めるときの自分にアドバイスするとしたら」をコンセプトに基礎・手法・始め方などを記事にまとめた「初心者向けのせどりロードマップ」です。

■「せどり」って最近よく耳にするけどなんなの?
■「せどり」に興味あるけどほんとうに稼げるの?
■「せどり」をやってみたいんだけど何から始めたらいいの?

こんな方々に向けて作成をしております。

このようなコンテンツはネット上に様々あるかと思いますが、コンセプトに共感いただき、本ブログを教科書のように扱っていただけたら幸いです。

せどりって何??大まかな概要とビジネスモデルについて

せどりとは?

まず初めに「せどり」って何?について解説していきます。

せどり競取り)とは、「同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、その手数料を取ること。また、それを業とする人」を指します。(出典:Wikipediaより)

つまり、物品の売買の過程で、生産者(メーカー)から消費者(ユーザー)にたどり着くまでの一部に関わる商売です。

ビジネスモデルについて

具体例を挙げるとこちらの商品はPanasonicというメーカーが生産をしています。

画像出典:Panasonic公式より

こちらの公式サイトから購入することもできますが、その他にも卸売業者→家電量販店→消費者といった流れで手にすることもあります。

生産が得意なメーカー。メーカーと販売店を取り繋ぐのが得意な卸売業者。販売・集客・接客が得意な販売店。といったようにそれぞれの得意を活かして消費者の手元に届く訳です。

この流れで各会社が安く買って、高く売って、手数料分が利益となる。これが物販の基本的なモデルです。

せどりに関してもやっていることは同じで、安く仕入れて高く販売することでその取り次ぎ代として手数料分が利益となります。

イメージの悪い「転売」との違いについて

せどりと転売に厳密な違いは無い

さらに言えば、正直、イメージの悪い「転売」との厳密な違いはありません。

強いていうなら、仕入先と消費者のどちらか又はその両方が嫌な思いをしていないか。というモラルの違いにあるかと思います。

最近では大人気のゲーム機であるPS5(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)やNintendo Switch(任天堂)などの集団買い占めや他販路での定価以上での販売は、イメージの悪い「転売」にあたるかと思います。

せどりをしていく上で、理解されないこともあるかと思いますが、自身の中で棲み分けができていると良いかもしれません。

そもそも世の中の大概のことは「需要と供給」で説明がつく

※このブロックは肯定や推奨をしている訳では無く、あくまで物事の捉え方を説明しておりますのでご承知おきください。

前述でせどりと転売に厳密な違いは無く、モラルの違いと書きました。

しかしながら、もっと根本を話すと、世の中の大概のことは「需要と供給」で説明がつきます。

PS5の転売についても、定価で買って、それ以上の値段で出品したとしても売れるから、言い換えれば定価以上の値段でも求める人が居るから、利益が取れるのです。

つまり、メーカーの供給に対して、圧倒的に需要が高く、均衡が崩れているから起こる現象であるということです。

経済学的には需要曲線・供給曲線・均衡価格といったお決まりのグラフで勉強します。

動画解説付き家庭教師のトライ
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この辺りをなんとなくでも理解できていると、必然的に起こりうることだと思えるのではないでしょうか。

本ブログで紹介する筆者が行っている「せどり」について

筆者の実例

では大まかな概要を押さえたところで、実際に僕が行っているせどりについて解説していきます。

僕は2021年11月よりこの手法を行い、スタートして約半年で月間売上150万円/粗利30万円(粗利率約20%)を超え、約1年で月間売上350万円/粗利100万円(粗利率約30%)超えを達成しています。※ここでいう粗利とは、「売上ー仕入原価ー販売手数料ー送料」となります。

画像出典:商品管理ツールプライスターより
画像出典:商品管理ツールプライスターより

割り返したりしてなんとなくの取り扱っている単価などを計算して指標にしてみてください!

筆者が行っているせどり手法

「せどり」といっても仕入から販路まで手法は多種多様です。

その中でも、本ブログで紹介する手法はリアル店舗仕入れ×Amazon販売のせどりです。上記の実績に関してもその95%がリアル店舗で仕入れた商品であり、全てがAmazonで販売した数字になります。

Amazon販売についてサクッと補足

Amazonでは、1商品1カタログのカートシステムが採用されています。

画像出店:Amazon商品ページより

楽天やYahooショッピングでは、商品名を検索すると、同一商品が表示され、たくさんのショップが取り扱っていることがわかります。その中から安いショップを探して購入する流れが一般的です。

しかし、Amazonは1商品1カタログに集約されており、「カートに入れる」から購入する流れが一般的です。このカートの奥には他ネットショップと同じようにたくさんのショップがありますが、基本的には最安値であり即日配送が可能なショップがカート欄で販売できる仕組みになっています。

つまり、消費者にとって今現在一番良いショップから購入ができる仕組みになっている訳です。

補足から話を戻して、リアル店舗で仕入れた商品のうち7割程度が家電量販店で仕入れた商品です。その他は、ホームセンター、ドラッグストア、ディスカウントストアでの仕入れです。

またその他手法としては、一例として以下があります。

■仕入の部:楽天、Yahooなどのネット仕入れ/卸業者仕入れ/海外仕入れ

■販売の部:楽天、YahooなどのECサイト販売/メルカリ販売/海外販売/自社サイト販売

とはいっても、「店舗で仕入れるってことはさっきの話からすると、消費者に届く直前の段階だから、利益なんてほぼ無いんじゃないの?」と思う方も多いと思います。

「そんなことないよ!」ということは実績でも証明できますし、少し考えを深掘りしてみると可能性を感じてもらえるかと思います。

リアル店舗の仕入れで利益は取れるの?

では、リアル店舗の仕入れで利益が取れる要素を解説していきます。ここでは店舗の立場消費者の立場から考えていきます。

要素の解説に入る前に、「リアル店舗で仕入れて、Amzonというネットで販売する」このリアルとネットという販路の違いがある点を押さえておきましょう!

①店舗の立場

まずは店舗の立場に立って考えてみましょう!

店舗が考えること①

メーカーが製造する商品は、一定期間で進化して新しい型が発売されます。いわゆる新商品というやつです。

Q①

この場合、古い型の商品はどうなるでしょう?

A①

答えは製造されなくなります。いわゆる廃盤というやつです。

Q②

ではこの時、販売している店舗側はどのような状況になるでしょう?

A②

店舗のスペースは限られているため、古い型の商品は「処分価格」で値下げされる傾向にあります。

店舗は、お客さまに購入してもらうために売り場の鮮度を保つ努力をしています。

旧商品が売れ残り、スペースがなく新商品を展開できないという状況は、お客さまに品揃えが悪い店と思われる要素になります。

それを避けるために、新商品情報や廃盤情報が出た際は、値下げをしてでも売り抜こうと考えます。つまり、冒頭で説明した「安く仕入れ」ができる一例になります。

店舗が考えること②

今度は視点を変えてこのような商品についてはどうでしょう?

売れ行きが悪かったり売り場の改装で、取り扱いをやめる判断をされた商品がでた。

Q①

この場合、その商品はどうなるでしょう?

A①

答えは赤字を被ってでも売り捌こうとします。

Q②

ではこの時、販売している店舗側はどのような状況になるでしょう?

A②

こちらも店舗のスペースは限られているため、ワゴンを使って投げ売りするような手法を用います。

通常の棚陳列から外れた商品なども、バーゲンセールのようなワゴンに固めて、レジ近くや入口の目につきやすい場所で捌いていくことが多いです。

こちらも、「安く仕入れ」ができる一例になります。

このように、店舗の立場に立ってみると「安く仕入れる」ことについてはタイミングもありますが、常に処分戦略としてとっている手法になります。

一方、リアル店舗ではスペースと売り場の鮮度の問題で値下げされていましたが、ネット販路のAmazonはどうかというと、そのような問題はありません。つまり大幅に値下げする理由がないので、店舗での仕入れ値とAmazonでの販売値の価格差が生まれて利益が取れるという訳です。

ただし、大手チェーン店では全国で価格統一がされていることが多く、同じく店舗仕入れをしている人がたくさんAmazonで出品をした場合、Amazonでも供給過多が生じ、値下げ競争が起こる場合があります。これも前述した「需要と供給」の話で説明がつくかと思います。

②消費者の立場

では次に消費者の立場に立って考えてみましょう!

前述の店舗の立場を踏まえると、「お客さんはリアル店舗で廃盤になった時に買った方がいいじゃない?」と思いますよね?確かに、たまたま欲しかった時に商品の入れ替え時期で旧商品が安くなっているタイミングであれば良いですが、なかなか難しいですよね?またその商品がまだ店頭に残っているとも限りません。

そして日本人は日々忙しく生きているかと思います。

だからこそ必要としているときに、その時の適正な価格で購入できるAmazonで買う。という行動が生まれ、安く仕入れた分の利益が取れるようになります。

言い換えれば、買い物の手間賃のようなものだと捉えています。日々忙しい日本人にとって、お買い物にとても便利なプラットフォームがAmazonであると思っています。

店舗は、処分品が早く纏めて一気に捌ける。売り場の鮮度が保てる。

消費者は、最大級のプラットフォームAmazonで適正な価格で最短翌日配送で商品が購入できる。

僕たちは、仕入からお届けまでの手間賃として利益が取れる。

このように、三者間でそれぞれにメリットがあるモデルであることが分かると思います。

せどりのメリットとデメリット

収入のタイプについて

メリットデメリットの解説の前に、せどりの収入タイプについて前提を揃えておきます。

画像出典:リベラルアーツ大学より

収入のタイプには大きく分けて2つあり「フロー収入(狩猟型)」と「ストック収入(農耕型)」が存在します。せどりはフロー収入要素が強く、まさに狩猟型のように狩に出るイメージです。行動量が成果に直結し、特に最初のうちはよりフロー収入要素が強いです。

ただし、ゆくゆくは商品知識がついたり手法を展開したりすることでストック収入にウエイトを持たせることも可能です。

せどりのメリット

せどりのメリットは大きく「即金性がある」「再現性が高い」「特別なスキルを必要としない」この3点が挙げられます。

メリット①せどりは即金性がある

せどりのメリット1つ目は「即金性がある」ことです。

即金性とは、読んで字のごとく、即お金に換えられることを指します。

せどりでは、先に仕入れが発生し、その後販売をします。つまり、お金→商品→お金と変化していく訳です。この最終的なお金になるまでがとても早いです。

これはなぜか?

本ブログで扱う手法の「店舗仕入×Amazon販売」に関しても、店舗で既に取り扱っている商品であり、Amazonでも既に取り扱っている商品です。いわば既に市場に出回っており、ある程度認知されている商品を取り扱います。

つまり、商品の価値があるモノを取り扱う訳です!価値はあるものの場所や地域など商品以外の要素によって需給バランスが崩れているものを、より良い場所に移して販売するので、売れるまでのスピードが早く、即金性があるのです。

メーカーの認知度も、商品の使用方法も、基本的にはメーカーがマーケティングをして、広告費をかけてくれている点も考慮するとますます即金性があることをイメージできるかと思います。

メリット②せどりは再現性が高い

せどりのメリット2つ目は「再現性が高い」ことです。

「再現性が高い」とは、似たような条件で異なる人物が行ったとしても、結果が大きく乖離しないということです。言い換えれば、誰もが同じような結果を得やすいということです。

1つ目のメリットでも触れましたが、商品自体に価値があるために見つけることができれば、誰もが同じ結果になります。

つまり、見つけ方さえ抑えることができれば、僕のように半年で粗利30万円、1年で粗利100万円が目指せてしまいます!この見つけ方も本ブログで紹介していくので、あとは実践あるのみです!

メリット③せどりは特別なスキルを必要としない

せどりのメリット3つ目は「特別なスキルを必要としない」ことです。

どのような職業でも、一人前になるにはある程度の時間を要します。身近な職業である美容師、保育士、看護師なども特別な資格が必要です。一般企業のサラリーマンでも、自社商品の知識や取引先とのやり取りなどのビジネススキルが必要です。事務職でもタイピング能力やExcelスキルなどが必要ですよね。

対して「せどり」はというと、リサーチツールが充実しているので、特別なスキルを必要としません。このリサーチツールさえ活用できれば、稼いでいけます!(ツールの使い方についても本ブログで紹介します。)

現に筆者も、Fラン大学卒業、資格は自動車免許と簿記3級とFP3級、サラシーマン人生3年半で得たポータブルスキル特になし。このような状況からせどりを始めました。

ポータブルスキルとは?

「ポータブルスキル」とは、職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキルのことです。(出典:厚生労働省HP

せどりのデメリット

正直、やらない理由が見つからないくらいなのですが、強いて挙げるとしたら「フロー収入である」「多少の損も受け入れないといけない」この2点かと思います。

それぞれ解決案もありますのでご安心ください!

デメリット①せどりはフロー収入

デメリットになり得る点1つ目が、「フロー収入である」ことです。

フロー収入とは、自らの足で稼ぐ狩猟型のことを指します。特に副業勢は、週5で会社に出社し、残業もあって、家庭持ちであればさらに時間がない。という状況かと思います。

ただそんな副業勢でも、僕の身近には粗利で月30万を超える実績を出している人は居ます。

また、手法や試行錯誤によって100%フロー収入から少しずつストック収入へウエイトを持っていくことも可能です。

最終的にはリピート品のネット仕入れで完結するようになったりする人もいます。

手法は様々あるので、販売経験を積んでいけば、自分仕様にカスタマイズも可能ではあります。要はやり方次第でどうとでもなるということです。

デメリット②多少の損も受け入れないといけない

デメリットになり得る点2つ目が、「多少の損も受け入れないといけない」ことです。

せどりは、仕入れが先に発生するので、まずはお金が減ります。このマインドブロックも外す必要があります。この点に関しては長い目で見て経験を積んでいくしかありません。少額の仕入れから始めてみて少額の利益を積み重ねていく(小さな成功を素早く積んでいく)ことで徐々に慣れていきましょう!

そして、いざ仕入れた商品が全国一斉セールになっていた商品で、Amazonで取り扱う人が急増し、値崩れに巻き込まれた。というパターンも珍しくありません。それでも需要が高く、すぐに値段が戻ってくれば良いのですが、稀です。

その際、赤字を出してでも販売することとなります。これが「多少の損も受け入れないといけない」ということです。

赤字や多少の損は、1年やってきた筆者でも時々あることです(他の人と比べると比較的少ない方かとは思いますが)。この辺りについても仕入判断基準をまとめるのでご参考ください。

この点に関しては、視点を広く持ち、トータルで考えることが重要です。10商品販売して、3商品が赤字だったとしても、10商品トータルでプラスだったらそれで良いのです。だってお金は増えてるのだから。

例えるなら、野球3割打てれば(10回打席に立って3本ヒットを打つ)上出来と言われるようにトータルで考えることが大切です。

そして同じ失敗は繰り返さないようにいつも以上に試行錯誤すると思います。理由は自分のお金が絡んでいるから。それだけ必死になると思います。

物事を近視眼的に捉えるのではなく、長い目で見ることが大切です。

まとめ

本記事では「せどり概要〜せどりを始める前に押さえておきたい基礎〜」として、せどりの概要から始める前に押さえて押さえておきたい基礎をまとめました。

  • 「せどり」とは、商品を安く仕入れて高く売る商売の基本のキ
  • 悪いイメージの「転売」とは厳密な違いはないがモラルの観点が異なる。
  • せどりの手法は仕入と販路の組み合わせで多種多様
  • 本ブログで扱っていく手法は「店舗仕入×Amazon販売
  • せどりのメリットは「即金性がある」「再現性が高い」「特別なスキルを必要としない
  • せどりのデメリットは「フロー収入である」「多少の損も受け入れないといけない
    ※ストック収入に寄せることも可能/トータルで考えることが大切

■「せどり」って最近よく耳にするけどなんなの?
■「せどり」に興味あるけどほんとうに稼げるの?
■「せどり」をやってみたいんだけど何から始めたらいいの?

さまざまな思いを持って、ここまで読み進めていただいたと思いますが、「どんなモデルなのか」「どういうことをするのか」「どいういう仕組みなのか」など、基礎をおさえて、ルールを把握して戦いましょう!

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